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2007.01.04
ハンマー投げにおける回転数のとらえ方

ハンマー投げは、回転数を増やせば遠くへ投げられるのか?
という質問はよくあるし、競技を行っている方も疑問を持っているかもしれない。

ハンマー投げの動作は大きく分けて3つに分割して考えることができる。

1)予備スウィング
2)回転
3)リリース

まず予備スウィングで身体を回転させずにハンマーを2回、回す(3回の人もいる)。
そして身体が回転するターンが始まるが、右利きの人は野球のバッティングやゴルフのスウィングのように左足が軸足となり、左踵、左つま先がおおよそ180度ずつ順番に回転してゆく。
そして、最後にリリースが行われる。

現在ハンマー投げを行っている選手の大半は3回転投げか4回転投げを行っている。
私は4回転投げで、現在のトップ選手はほとんど4回転投げである。
世界記録保持者のユーリ・セディフは3回転投げである。
現在の4回転投げは、3回転投げにもうひとつ回転を増やしたものであるというとらえ方ではない。
3回転投げを行っている人が1回転増やすことで加速するチャンスが増えるという考え方では、記録を狙うことは難しいのではないか。
4回転投げの人が3回転投げのつもりでスタートしてしまったら、リズムが狂いやすくなるのは当然である。
3回転投げは3回転投げのリズムがあり、4回転投げは4回転投げのリズムがあり、どちらの投げ方でもリリースに向かって徐々に力が最高値にまで高まれば良い。

その昔、2回転投げから3回転投げへ移行した時代があった。
そして4回転投げに多くの選手がチャレンジし始めたころは、回転が増えることでチャンスがあると夢を追った時代もあった。
3回転投げにもう1回、回転を増やすという考え方では、3回転で最高値に達しているために、最後の回転では、それだけ大きな力に耐えなければならないので、それに見合った筋力が必要とされた。
しかし現在は違う。
あくまでもリズムとタイミングで投げるのである。
リズムとタイミングに必要な筋力をつけることは、私のトレーニングの考え方である。

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