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2006.12.06
学生に向けて寄稿したメッセージ

今回は、中京大学陸上部の機関紙に寄稿した文章を掲載します。

(準備)
今までに何かのきっかけで壁を乗り越えて、記録が伸びていくことを体験しているが、その瞬間はとても嬉しい。そして突然今まで、できなかったことができるようになることは、まるで、雲の上にでも上ったような気分で身体が軽い。いったいそのきっかけが、いつどこからやって来るのかわからないが、おそらくどこからともなくやってくるのだろう。そのときまで常に準備をしておきたい。

(ライバル)
陸上競技はライバルとの戦い以前に、自分との戦いがある。自分に負けたら、いくらライバルに勝っても満足感は得られないように思う。逆にライバルに負けても常にベストを尽くして自分に勝つことができれば、満足感は得られるであろう。自分自身に勝つことの第一歩は、一日のうちで一度でも自分と向き合える瞬間を経験することからだと思う。この瞬間はとてもすばらしい瞬間で貴重な時間だと思う。時間が過ぎていることさえ忘れる。

(始まりと終わり)
物事には、常に始まりと終わりがある。始める瞬間も、終わる瞬間もとても大切であるが、一事は万事と考えたい。走るときのスタートからゴール、跳ぶときの始まりから着地、投げるときの揺れから投てき物の落ちるところまで。(私にとって物事の始まりは揺れ)次に一日の練習の始まりと終わり、シーズンの始まりと終わり。競技人生の始まりと終わり。そして人生の始まりと終わり。力を出し切りたい。

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